雛人形7段飾り四段目

第四段

この段には、2体の随身(武官)と、菱台、膳揃えなどの飾りが配置されます。

随身(ずいじん)

随身人形

随身とは、古来より帝に随行した武官(弓矢を持つ護衛)です。右側に立つ若者は「右大臣」、左側の年配者は「左大臣」と呼ばれ、若さと老い、力と知恵を象徴する存在です。

▶︎ 随身人形のページへ

随身の持ち物

随身の持ち物には、刀、弓矢、烏帽子などがあります。

▶︎ 随身の小道具ページへ

膳揃え

掛け盤膳

膳揃えとは、雛人形の前に飾る宮中風の食事用調度品のことです。平安時代の格式を感じさせる道具で、写真のタイプは「掛け盤膳」と呼ばれます。

▶︎ 膳揃えページへ

長足膳

こちらのタイプは「長足膳(ちょうあしぜん)」と呼ばれ、脚が長い形式のものです。

膳揃え碗類

一般的な五つ碗の内容:
1: 大壺(おおつぼ)
2: 大平(おおひら)
3: 高坏(たかつき)
4: 飯椀(いいわん)
5: 汁椀(しるわん)

菱台

菱台

菱台は、菱形の餅を重ねた「菱餅」を乗せるための台です。色の意味としては、白=雪、緑=芽吹き、桃色=花の色を表し、春の訪れを象徴します。5色のタイプでは、黄色=月、赤=太陽という意味もあり、自然のサイクルを表現しています。

▶︎ 菱台ページへ