雛人形7段飾り七段目

この段には、人を運ぶ道具や、食べ物を入れる重箱などが飾られます。三段飾りなどの親王飾りでも、最下段に置かれることの多い装飾です。
飾り:御駕籠(おかご)、重箱(じゅうばこ)、御所車(ごしょぐるま)
御駕籠(おかご)

御駕籠は、身分の高い人を運ぶための乗り物です。担ぎ棒を使って、左右に担ぎ手が付き、肩に乗せて運ばれていました。
重箱(じゅうばこ)

お祝いの席で料理を詰めるために用いられる漆塗りの重箱をイメージした飾りです。段に分かれており、収納・持ち運びにも便利な伝統的な道具を表現しています。
御所車(ごしょぐるま)

御所車は、牛車(ぎっしゃ)とも呼ばれ、平安時代の貴族たちが移動のために使っていた車です。牛が引いていたことから「牛車」とも表記されます。現代の雛飾りでは、牛付きのものは非常に稀で、弊社でも単品では取り扱いがございません。

このような華やかなデザインが主流となっています。